人口減、少子高齢化そして人手不足

本日の新聞に、総務省の人口動態調査で、今年1月1日時点の日本人の人口は、昨年から約80万人減となり減少幅は1968年の調査開始以来最大、一方、外国人は3年振りのプラスで約29万になった(差引きで約51万人減)、との記事がありました。

少子化については、しばらく前に、昨年の出生数は初めて80万人を割ったと報じられました。

高齢化については、1947~1949年生れの団塊世代が全て75歳以上になる2025年問題、1971~1974年生れの団塊ジュニア世代が全て65歳以上になる2040年問題が報じられています。

人手不足関連では、トラックドライバーや勤務医の時間外労働が2024年4月以降は年間960HR(月平均だと80HR)に制限されるという2024年問題があります。ただ、私もサラリーマン時代に月80~100HRの時間外が数カ月続いたときは体調を崩しかかった経験があり、働く人の健康を考えると、時間外労働の制限は時代の流れだと思います。

身近なところでは、コンビニの24HR営業の縮小、スーパー・量販店などでのセルフレジ/セミセルフレジの増加は、消費者としても受け入れざるを得ないと感じている方も多いのではないでしょうか。
また、私が行く理容店では、スタッフの人数が従来の4~5人から3~4人に減る日が多くなった影響で待ち時間が増えたという例もあり、今後はこうした不便さも増えてくるかもしれません。

人手不足は、DXによる生産性向上、女性/高齢者/外国人の就労拡大などが対応策として取り上げられていますが、いずれも何がしかのハードルも抱えており、残念ながら決して楽観視できる状況ではないと考えます。

そうした中、弊社では業務改善・効率化のコンサルティングも行っており、DXのような派手さはありませんが、
・規則や要領書・手順書を、新人にもわかりやすい内容に見直して、教育時間の短縮を図る。
・管理項目とエビデンスを見直して必要最小限化し、管理にかかる労力の削減を図る。
などを、社内の各部門を巡回して支援することにより、微力ながらも人手不足問題に貢献できればと考えます。

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